2013年1月22日火曜日

THIS IS IT




この作品はドキュメンタリーの中では最も好きな作品です。

皆さんもご存知でしょう、2009年に亡くなられたマイケル・ジャクソンの最後のツアーのリハーサルをまとめた映像です。

リハーサルには気まぐれにやってきていたというマイケルが、
this is itのリハーサルだけはスケジュールを立て、しっかりと撮影していたのだそうです。

彼の死は謎が残るばかりです。

彼の名誉のために、ここで明言させていただきますが、
日本や世界各国で報道されていたような「少年に暴力を振るう白人に憧れて整形した黒人」では、決してありません。


私が知る中で、彼ほどに世界を想い続けていたアーティストは、他に1人しか思い浮かびません。

彼ほどに、世界に誤解されていた人間は、人類史上いなかったでしょう。
彼が生きている間に その誤解が解かれなかったことが本当に悔しくて仕方がありません。

死後になってから、TVは「あの裁判はおかしかった」などと報道し始めました。
散々マイケルを侮辱する報道をしていた局が、今度はマイケルを擁護するドキュメンタリーを製作していました。


もちろんそんなことには誰も興味がありませんから、
世間の中のマイケル・ジャクソンは「整形狂いの変態」になってしまいました。


本当に悔しくて仕方がありません。




そろそろ、この作品の感想について書こうかと思います。


この作品はツアー「This is it」で観客に見せるはずであったCG映像、マイケルが聞かせるはずであった彼の音楽、バックの演奏を見ることが出来ます。

そこにはマイケルのツアーへの気迫、あくなき「完成」への追及、「完璧主義者」としてのマイケルの姿があります。


映画はバックダンサーへのインタビューから始まります。
 マイケルがどれほど尊敬され、憧れられていたかが分かります。
 世界有数のダンサーである彼らをもって、「ここに立つことが夢だった」と言わしめる彼の存在。
 

作品の内容について、これ以上のことは書きません。

途中で止めても構いません。だから、どうか見てください。



マイケル・ジャクソンに興味が無かろうと、ダンスに興味が無かろうと、音楽に興味が無かろうとも、この作品を楽しむことが出来ると保証します。

これはただのドキュメンタリーではありません。
「マイケル・ジャクソン」という人間を映した、ヒューマンドラマでもあるのです。



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